「世界のすべては、
元素でできている。」
元素には古代から知られていた金、銀、銅、鉄、硫黄(いおう)、水銀といったものから、
つい最近名前が決まって話題になったニホニウムまで、いまわかっているのは118種類。
この元素がまだ60種類だった頃に、軽い元素から順に並べると、
似た性質の元素が繰り返し現れる(周期性がある)ことに気づいた科学者が何人かいました。
その中の一人、ロシアのメンデレーエフが、
「ここに未知の元素があるはず」と気づいたときの元素周期表の原型が、
下の小型シートのアイディアメモ。
いまから150年前の1869年(明治2年)のことです。
メンデレーエフの小型シート
ロシア(ソ連) 1996 アイディアメモ
メモには?=8、?=22、?=68などが見える.この位置にLi、Na、Gaを置くと、7、23、70と重さ(原子量の値)は少しずれるが、いまの周期表になる。 6年後の1875年にGaが発見され、その後も次々に予言した元素が発見され、元素の重さも測定し直すと予言に近づくなど、その洞察力は驚くばかりである。 メンデレーエフはノーベル賞をもらっていないが、彼の偉大さを世界が認めている。
普段何気なく使っている郵便切手ですが、よく見るといろいろわかります。
切手は小さな美術館とも、博物館ともいわれます。
各切手には元素の何が隠れているのか、ぜひ楽しんでみて下さい。
制作協力:化学切手同好会
現代の元素周期表を切手で作ってみました。
ぜひダウンロードしてご覧ください。
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なぜ切手?元素の何が隠れているのか探してみましょう!
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化学史学会
切手の元素周期表
(所蔵・選択ならびに解説)
化学切手同好会共同作成者
- 代表者 齊藤正巳
- 安部浩司
- 川井正雄
- 新井和孝
- 稲垣由夫
- 伊藤良一
- 後藤幸平