「アクリル樹脂」というプラスチックを見たことがあるかな?
自動車のブレーキランプカバーやかわいいキーホルダー、キャラクタースタンドなど、身近なところでよく使われている素材だよ。
君のお気に入りのキャラクターのアクスタもアクリル樹脂でできているんだよ。
アクリル樹脂の原料は石油だけど、石油はとても大切な限られた資源。大事に使っていかなくてはいけないし、石油からプラスチックを作るときも、使った後に燃やすときも地球温暖化の原因にもなる「二酸化炭素」がたくさん出てしまうんだ。 そこで、三菱ケミカルという、世界のアクリル樹脂原料の30%を作る会社が使い終わったアクリル製品をリサイクルする特別な技術を開発したんだよ。
この技術の何がすごいって、何度リサイクルしてもアクリル樹脂の品質がまったく変わらないことなんだ。しかも、作るときに出る二酸化炭素もぐっと少なくなって、約50%に!リサイクル方法は電子レンジの温める仕組みに似ていて、マイクロ波という電磁波を使ってアクリル樹脂を上手に分解して、また原料に戻すんだ。 三菱ケミカルはアクリル樹脂原料の世界一の会社、だからこそ地球に優しい製品づくりをこれからも続けていきたいと考えているんだよ。
【透明感がすごい!】
アクリル樹脂はガラスよりもクリアで、とてもきれいに透き通っている。
だから、様々なレンズや大きな水族館の窓にも使われているんだ。
【とっても丈夫!】
よく窓際のプラスチックの洗濯ばさみが日光で劣化して折れてしまうことがあるけれど、アクリル樹脂はプラスチックの中でもとっても丈夫!
10年以上、日光や雨風にさらされても見た目も強さもほとんど変わらない。
三菱ケミカルやその協力会社は、たくさんの人にリサイクルの大切さを伝えるため、東京の神田神社(神田明神)で不要になったアクリル製品を集めるイベントを開催したんだ。
たくさんの人がこの取り組みに参加して、地球に優しい行動を学んだんだよ。