インクが広がる「クロマト花火」
東京大学サイエンスコミュニケーションサークルCAST提供実験
ものが何を組み合わせてできているか、紙を使って調べるのを「ペーパークロマトグラフィー」といいます。
あるインクの色の組み合わせを知りたいときは、水をよく吸う紙にインクをたらし、水につけることで色を分解していきます。
今回はその方法を使って、きれいなもようを作ってみましょう。
紙につけたインクがどう広がるかを楽しんだり、色によってどんなちがいが生まれるかを見ていくのがこの実験です。
材料
- 水をよく吸う紙
(理科の実験でつかう「ろ紙」があればベストですが、なければキッチンペーパーなどでも代用できます) - いろいろな色の水性ペン
- 水
- 水を入れる容器(コップでもペットボトルキャップでもお好きなものを
つくりかた
まずは紙(キッチンペーパーを使いました)を好きな形に切ります。今回は丸く切って、山折り谷折りにしました。
折り目がついた紙を広げてペンでもようをつけましょう。この実験では赤と黄色と水色のペンで〇をかいてみました。
もようをつけた紙を折り目にそってもう一度たたみ、先の部分を水につけます。紙が水を吸って、インクの色もじわじわと広がってきました。どんなもようになるのでしょうか。
さて、やぶらないようにそっと開いてみましょう。インクが雲のように広がって、不思議できれいなもようができあがりました。どうぞみなさんも、いろんな色といろんな形の紙で、きれいなもようを作ってみてください。