一瞬で消えるビーズ
東京大学サイエンスコミュニケーションサークルCAST提供実験
人は、目というレンズから入ってきた「光の情報」を脳に運ぶことで、目の前にあるものが何かを感じています。
これを私たちは「見る」と呼んでいるのですが、ちょっとしたことで目の前のものを見えなくしてしまうことができます。
今回はそんな実験です。
とても簡単にできますが、きっとびっくりすると思いますよ。
材料
- 空になったペットボトル 2本(透明なもので、ラベルははがしてください)
- ビニールテープ
- 消臭ビーズ(透明なものと、色つきのものを用意しましょう。100円ショップなどで手に入ります)
- 水
つくりかた
片方のペットボトルに、消臭ビーズを入れましょう。
透明なものと、色付きのものがまざるように入れるのがコツです。
ここに水を注ぎます。
不思議なことはもうこの時点で確認できます。
水を注いだとたん、透明な消臭ビーズが見えなくなってしまいました。
いったい何が起こったのでしょうか。
もう一本のペットボトルの口をビーズ入りのボトルの口と合わせ、ビニールテープでつなぎます。
水がもれないように、何回もグルグルまきにするといいでしょう。
今度はボトルを逆さにして、水をもう一方のボトルにうつしてください。
すると、さっきまで見えなかった消臭ビーズがふたたび見えてきます。